色素沈着について

こんにちは😃歯科衛生士のかとうです!
色素沈着についてお話しします!

色素は2種類に分けられます。
〈外来性の着色〉
・紅茶、緑茶、コーヒーなどの飲食物
・タバコのタール
・洗口剤に含まれるクロルヘキシジンなどの薬品
・色素産性菌
・金属性粉塵の色素が歯面上に沈着したもの
など

〈内因性の着色〉
・歯髄の病変
・テトラサイクリン系抗菌薬
・歯の形成不全

外因性の着色は、研磨剤入りの歯磨剤を使用するとある程度除去出来るが、スケーラーで機械的に除去したり、研磨用ポリッシングブラシを使用してプロフェッショナルケアを行うことで効果的に除去できます!

内因性の着色は、機械的除去は不可能なため審美的障害となります!

今回は外因性の着色を落とす方法
〔エアフロー;歯面清掃器〕をご説明します!

エアフローとは?
霧状の水とともに射出する炭酸水素ナトリウム(重炭酸ナトリウム)パウダーにより、プラークや色素沈着の除去を目的として使用します!

1 ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、高血圧)
2 呼吸器系に重度の疾患がある患者
3 全身的な疾患や障害がある患者
には使用出来ません!

使用方法は
1 小さな円を描くようにスプレー
2 口腔内の軟組織、歯肉 粘膜に直接噴射しないこと
3 噴射の方向は、歯肉側から切縁・咬頭側へ向け、歯面に対して30〜80の入射角て使用
ノズルと歯面の間隔は2〜5ミリ離す
4 パウダーが大量に飛散するため、常時ゴーグル、マスク、グローブを着用し、感染防止を行う。
5 飛散したパウダーが患者の口腔内以外の粘膜部分(目、鼻、気管)に入らないようタオルで防護
6 わずかな疼痛が生じるため、綿花やコットンロールでの防護を行ない、口腔内に貯留した水とパウダーはこまめに吸い取り、患者の負担軽減に配慮
7 操作後、パウダーを洗い流し、使用後は患者に十分洗口させる。

★術後は歯面に若干の凹凸ができるため2〜3時間は喫煙および緑茶、紅茶、コーヒーなどの着色作用の強い食物は摂取しないようにする必要があります‼︎

★再沈着しないようプロフェッショナルケアで整えても、自分でのセルフケアが上手くいかなければ意味がありません。自分自身での歯磨き、定期的なクリーニングをしっかり行いましょう‼︎