ライフステージ 〜妊産婦期の口腔内〜

‌こんにちは😃

歯科衛生士のかとうです!

今回は妊産婦期のお口の状態などについてお話しします!

妊産婦とは、妊娠期および授乳期を含む出産前後の女性(妊娠開始から産後6〜8週)のことです。

妊産婦のお口の状態は

・ホルモンバランスの変化(エストロゲン、プロゲステロン)によって唾液の分泌量に変動が起こりやすい。

→唾液にはさまざまな働きがたくさんあり、お口の衛生にとても重要な役割を果たしています!

✳︎浄化作用;食べカスを洗い流す

✳︎抗菌作用;唾液には細菌を殺菌、発育を抑

制する成分がある

✳︎緩衝作用;酸やアルカリが加えられても口

腔内やプラーク中のpHが反動し

にくい                          など

 

お口の中を中性状態にたもっているのも唾液のおかげです!

 

・つわりによって食生活の規則性が失われ、食事や間食の回数が増加、口腔清掃がおろそかになる傾向があります

→歯周病やむし歯が発症しやすく、疾患が増悪する

 

妊産婦は、つわりや体調または精神状態が変化しやすいので

お口の中の清潔に関して

→〝歯ブラシを入れると吐き気がする”場合は歯ブラシを小さいものに変えたり、ブラッシング方法を工夫、うがいを頻繁に行うなど出来ることをしてみて下さい🙂

 

⚠️飲酒やタバコ🚬の習慣がある方は禁酒・禁煙の必要があります!

タバコのニコチンは血管を収縮させ、胎盤への血流を減少させることから早期出産や低体重時(2500g未満の出生児)が生まれることが多いといわれています。

アルコールは🍻胎盤を通して胎児に移行する事を理解する必要があります。控えましょう

⭐️歯周病になっている人で早産や低体重時が生まれるという報告もあるので予防がとても大切です!!

 

お口のクリーニングにぜひ来てください🤗

 

そしてお母さんの健康や栄養は胎児に影響します。

ちなみに歯を作るために必要な栄養素がたくさんあります。

糖質、たんぱく質:歯の基質形成に関与

脂質:リン脂質は歯の石灰化に関与

カルシウム、リン:歯の石灰化に関与

ビタミンA:エナメル質形成に関与

ビタミンC:象牙質形成に関与

ビタミンD:カルシウム、リンの吸収・代謝に関与

✴︎欠乏すると矮小歯円錐歯などが見られ、歯の萌出遅延をきたします。

フッ化物:歯の耐酸性に関与

 

妊娠期🤰では規則正しい生活やバランスの良い食事、体調管理 お口の健康に気をつけてください^_^🤗